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2007年2月の6件の記事

2007年2月25日 (日)

湯治レポート その2 お食事と動線(歩く距離)

湯治のために連泊するとなるとお食事が問題になってきます。(行く前にも書いたことですが)旅館の大御馳走みたいなのは、たまに一泊するぐらいなら良いでしょうし、食事を楽しみの一つとして宿選びをするのでしたら良いのですが、股関節症のリハビリ目的の場合には困ります。家に帰って来ると体重がドンと増えているようなことは避けたいですもの。

私たちの世代は食べ物を残すことに罪悪感を感じるので、何しろ<勿体ないから残さず食べよう>と思います。ある本に<胃袋をゴミ箱にするな>ということが書いてありました。極端な表現だとは思いますけれど、でも<もうお腹一杯で食べ残して処分すべき物>を自分の胃袋に無理に押し込んでいるとすると、その極端な表現も当たらずとも遠からずになってしまいます。

そのてん、この斎藤ホテルはビュッフェスタイルなので、量も自分にあっただけ少しづつ取って来て食べることが可能です。揚げ物は避けていたせいか(プールで歩いたりしたせいもあるでしょうが)美味しい物を満足するだけ食べたのに太っていませんでした。(大体旅行から戻って来ると1キロぐらい太っている場合が多いのです。)

お食事はとても美味しかったです。私は都心のホテルなどのビュッフェスタイルというのがあまり好きではありません。カロリーばかり高そうな物が多くて「たまだから良いけれどコレが毎日続くのは勘弁」という感じになります。でもこちらのホテルのお食事はたまたま私にあうのかもしれないけれど、味付けも濃く無くて優しい味がしてとても気に入りました。外食すると後からやけにのどが乾くようで、我が家の料理が塩分控えめなのだと思うのですが、その私でも大丈夫。朝食はカロリーと塩分が表示されていたりしました。プロが選ぶホテル100選に食事で選ばれたということがホームページに書いてあるのを帰宅してから見ました。

外を眺めるような向きにテーブルが並んでいて1人客は窓際に並ぶようになっていました。「好きなお席にどうぞ」というのでは無く、あらかじめテーブルが決められています。グループの人たちが「たまには窓際で食べてみたいわね。」と話しているのが後ろ(部屋の中央の方)から聞こえて来ましたが、グループの人はおしゃべりしながら食べている訳ですし、一人客にこうして窓際の席を空けておいてくださるのはとても親切だと思いました。自然を眺めながらゆったりお食事。窓際に一人旅の女性が並んでいるので、お隣の席の人たちともずいぶんとおしゃべりをいたしました。

足が悪いとビュッフェスタイルというのは苦手ではあるのですけれど、お皿の種類も大小あるので、小さめのお皿にちょこちょこ運んで来ていました。それにお食事が二部制になっていて(夕食ですと5時半からと6時45分からみたいに)どうしようも無く広いレストランで端から端までお盆を持って歩くというようなことではありませんでした。レストランがホテルの規模の割には手頃な広さであるように思いました。

そういうことからするとエレベーターを降りるとすぐ右手が浴場になっていますし、部屋からエレベーターもそう遠くありません。建物は中央が吹き抜けになっていてカタカナの<ロ>の形に部屋が並んでいて、私の部屋が一番エレベーターから遠くて右回りでも左回りでも同じぐらいの距離でしたが、それでもそんなには歩きませんでした。ホテルによってはエレベーターまでウンザリするほど歩き、お風呂までも延々歩くようなことがあって、雰囲気は素敵な廊下なのだけれど、「足の悪い私にはちょっとね〜」ということがあるのですけれど、その意味からもこのホテルはポイント高いと思いました。

例えば最近行った今井浜の東急リゾートは素敵なホテルでしたが、部屋からレストランが遠くて、忘れ物をして主人に取りに行ってもらったのですが、主人でさえ「遠かった〜。」と言っていました。我が家から近くのレストランに行く方がホテル内を歩くより余程近いと笑いました。温泉大浴場は近くて良かったのですが。逆に反対側の人は温泉が「遠かった〜」ということになったのだと思います。

つづく (あら、今月中にレポート書き上がるかしら‥)

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2007年2月22日 (木)

湯治レポート その1

鹿教湯の斎藤ホテルに二泊三日で行って来ました。報告したいことが沢山あって、どこから報告してよいのか迷います。まず私が前のブログに「一人客は歓迎されないようだ。」と書いたことを撤回いたします。電話の人は確かに「本来1人の方は」云々言いかけた時に私が「ホームページで1人の料金設定があったので電話しているのですよ。」とさえぎるように言ってしまったのでしたけれど、相手の意味する所は「シングルルームが無くてツインのシングルユースになるから割高である」ということであったのかもしれません。<それでも良い人を受け入れている>ということなのだと思います。ホテルによってはシングルルームを用意してその価格設定のところもありますが、それは無いのです。でもご年配の(60代以上と思われる)方の一人旅の女性を沢山お食事のときにお見受けしました。皆さんとても満足そうにゆったり過ごされていて、その何人かの方とお食事のときにお話したりいたしました。

温泉のお湯はとても柔らかく感じました。私は温泉が大好きで、ここのところ鬼怒川やら伊豆、箱根、那須など色々泊り歩いているのですけれど、お湯の質としては一番気に入りました。温泉だから家庭のお風呂(水道水)と違うのは当然なのですけれど、帰宅して我が家のお風呂にはいってお湯を<キツイ>と感じました。ここのところ知人がブログに家庭の水道水を軟水に変換する装置のことを書いているのですけれど、軟水というのは、こういうしっとりした水のことを言うのだろうかと思いました。ホテルのエントランスに飲用に水が流れている所がありました。<飲めません>という温泉もある中で、飲んでも良いぐらいの水というのはとても安心な気もしました。

大浴場に「足下が心配な方はご利用下さい。」と杖(足が四つついている物)が2本置いてありました。こういう杖を温泉で見たのも初めてのことです。車椅子の人も結構来ていて、大浴場の入り口に何台か車椅子が並んで置いてありました。そういう人たちも自力で立てるぐらいであれば、この杖を使ったりして補助の人がいれば温泉に入れるのだと思います。実際、高齢のおばあちゃまが娘さん(私より年上ぐらいの)方と一緒に来ているのを何人もお見受けしました。身体を洗う蛇口の前の椅子も、フツウの椅子の高さの物が二台ありました。両足人工関節の手術をなさった知人で<温泉のあの低い腰掛けがダメ>という人がいるのです。そういう人でもフツウの椅子の高さがこうしてあれば安心だと思いました。温泉に入るには手すりも階段もあります。

着いた日にバランスボールの無料の講習会があり参加してみました。我が家にもバランスボールがあり3冊もバランスボールの本を買って自分なりにしていましたが、やはり指導を受けると違うと思いました。鏡が見えるように各自座ってくださいということで、例えば左右に転がすにしても、骨盤の移動が左右均等であるかどうか目で確かめるようにとのこと。私はこれまでテレビ見ながら適当に左右転がしていたのです。でも骨盤の動きを意識することで骨盤の歪みを矯正するのにバランスボールがどれほど有効かとあらためて思いました。それに転びそうになったりするときにバランスを保てれば転ばなくて済むわけですから、バランスボールはとても良いと見直しました。30分でしたが、とても充実した時間に思いました。

翌朝ストレッチも無料でありました。これも色々な所でストレッチは紹介されているし自分でも出来るとおもっていましたが、やはり一つ一つていねいに指導を受けると違います。ちょっと動きをしてみせることが出来ないのが残念ですが、同じ動きをしていても顔の向きをかえるだけで伸び方が全然違ったりするのです。私は、「温泉にはいって部屋に戻って自分でストレッチなどすれば良いのだから、トレーングルームとかトレーナーは必須条件ではないかもしれない。」と思っていましたが、行って体験してみて180度考えが変わりました。トレーナーが居て、皆と一緒にするからこそ良いのです。(私の場合)一人だとじっくりストレッチしないで通り一遍に形だけして終わってしまいそうです。

プールは夜の10時まで利用できるので、夕食後、プールに行って1人でウオーキングをしましたが、すぐ飽きてしまいました。ホテル斎藤では水中ウオーキングも40分ぐらいの無料講習の時間があります。私にはそういう方が向いているのだと思いました。これは全く各自の性格によると思います。一人でもしっかり自己管理が出来て黙々と30分でもウオーキングが出来る人はプールがありさえすれば良いのだと思います。

私は50分のパーソナルトレーニングをお願いしました。私向けの体操も教わって来ましたが、思っていたトレーニングと違って、身体の歪みを直す施術に近いのです。「これは何と言う療法ですか?」とお聞きしたら「ホリステイックコンデイショニング」というものだということでした。担当者はそれを学びに東京に通っているのだと他の方からお聞きしました。私がずっと前に(7月26日)に書いたOリングテストをしながら施術していくのです。そのパーソナルトレーニングは(他の滞在者の方からお聞きした話ですと)1日6人しか出来ないので、ホテルの予約をするときに一緒にしておかないと人気でなかなか予約できないのだとのことでした。私が申し込んだときも翌日の最終の5時しか空いていないということでした。でも最終ということが幸いして時間延長して熱心にみてくださいました。熱意を感じました。単に仕事としてしているのであるならば時間がきたらさっさと終わってしまうでしょうけれど、<何とか少しでも良い方向に>という情熱を感じました。割り増し料金を支払うことは覚悟の上で受けていましたが帰りの日の精算時に見たら規定料金でした。(50分4000円)

以下つづく(今月中にはレポート書き上げたいと思います。)

2009年追記;当時と料金システムなど若干変っています。

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2007年2月14日 (水)

お試し湯治

1月28日のブログに書いた鹿教湯のホテル斎藤に直前プランというのがあって、ちょっとお徳な価格設定になっていました。ちょうど仕事も無く予定がポッカリ三日間だけ空いていたので、お試しに二泊だけしてみることにして予約いれました。

でもちょっと最初からつまづいてしまった感じ。ホームページの申込フォームが見つけにくかったので電話してみたら「本来1人では受け付けていないんですけれど‥」と言われてしましました。「お宅のホームページに1人での価格設定があったので電話しているのですよ、。」とちょっとキツい口調で言ってしまいました。なんだか出鼻をくじかれた感じ。連休中のホテルのスタッフのブログに満室ということが書かれていましたから強気なのかもしれません。ホテルの立場としたら独り客より家族連れを泊めた方が良いわけですものね。(2009年追記;コレは最初の印象。このまま残しますが、コレは私の誤り。一人で湯治に来られている方とその後沢山お会いすることになります。以後、湯治の日記を書いていますので、そちらも合わせて参考になさってくださいますように。私は斎藤ホテルのリピーターになっています。)

少なくとも、<一人旅歓迎の宿>ということは感じられませんでしたから、1人で湯治するには居心地良く無いかもしれないと思い始めました。検索したときにあまりにも自分の探していた条件にピッタリでしたので舞い上がってしまっていました。これぐらい冷めた気持ちで出かけた方が良いのだとも思って気をとりなおしているところです。期待が大きすぎてもいけませんものね。

宿泊費もツインのシングルユースだから仕方ないとは思うのですけれど、割高に思えて、ここ数日、色々な温泉の効能や、一人客を受け入れているかどうかなどを調べつづけていました。さくらさんからも上諏訪の方の温泉の情報をいただきました。(さくらさん、いつも本当にありがとうございます!)いざ、一週間湯治と思って出かけてみたら良く無い場所でも困る訳ですから、下見してから湯治しに行く方がいいかしらと思います。決してお安くはないので慎重に。

トレーニングルームがあるということを今回検索の条件に入れたけれど、温泉につかって自分の部屋にもどってから銀サロで教わった体操やら何やら自分で組み合わせてストレッチや筋トレをするのでも良いのかもしれない、トレーニングルームは必須条件では無いかもしれない、それよりはお湯の質かしらとも思いなおして見たりしています。そういうことも行ってみないとわかりませんよね。

今、湯治の条件として探しているのは、温泉の効能に関節痛がはいっていること、循環式で無くて出来ればかけながしであること、一人旅を受け入れてくれること。数えてみたらいつのまにかブックマークに温泉関連だけで51も登録してしまいました。温泉プールがある健康施設ということで宿泊施設が無いクアハウスも登録しましたし、長期の湯治客歓迎という所や女性の一人旅歓迎の温泉旅館など。

「湯治で股関節痛が治ったという人っていないかしら。」と思って、キーワードに股関節痛や湯治などを入れてみたら、トップヒットが何とこのブログだったのでギョッとしてしまいました。ちゃんと湯治してそのレポートも書かなくちゃと思いました。それがライフワークみたいになっちゃったりして‥(笑)

水着やトレーニングウエアなどをすこしづつスワニーのステッキバッグに詰め込んでいる所です。また帰って来たら月末にでもご報告いたしますね。

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2007年2月11日 (日)

椅子ステッキの使い心地

フリップステイックが届き、早速使ってみました。

長所;
軽い。杖としても、思いの他使いやすい。持つ所が普通の杖と違って指の形にそっていて、にぎりやすい。
折り畳み、セットが簡単。
ステッキバッグのような低い姿勢からドッコイショと立ち上がるより気楽に動ける。
空港の入国の手続き、税関など、行列に並んで少しづつ進むような時には重宝しそう。

短所;
バランスが悪い。
ちょっと振り返ったりしたはずみに倒れそうになる。その時に普通の人より筋肉が落ちている私の足ですと
倒れないように踏んばるのが結構大変。名前など呼ばれて、振り向いたりするような時は要注意。
思ったほど、体重をかけて座れない。座った状態で体重計で計ったらちょうど体重の半分を支えているらしい。

私の場合は脚長差のせいかバランス良く座れないということが大きいです。すわってみると後ろの杖の部分が斜めになってしまったりします。バランスボールみたいに左右に揺らして中心を定めないと骨盤の歪みが、そのまま支えている杖にでてしまうのかもしれません。すわっているお尻の下に左右の座骨がありますが、普段気にしていないけれど、左の座骨に体重をかけているのだということも、今回気がつきました。お尻全体で座っているようでいて、実際には椅子に座っている時にも体重は(良い方の)左にかかっているらしいのです。「悪い方のお尻の筋肉が薄くなっているのでタオルを置いて座ると良い。」と書いてある本があるのを思い出しました。普通の椅子は4本脚があるから偏って座っているなんて気がつかないですものね。

それと支えているのが体重の半分ですから、脚にかなり体重がかかっています。それを支える脚の腿の筋肉が落ちていることもあらためて気がつきました。よく山道を長い時間降りて来ると<膝が笑う>という表現しますが、長い時間すわっていたとしたら、腿が笑ってしまいそうです。

値段もそれなりにするものですので(送料入れて7000円弱)お買い求めは慎重にと思ってレポートをアップしておくことにします。Sさんがご利用になっている三脚のようになっている方が椅子としては安定しているのだと思います。持ち歩きには不便かもしれませんけれど、でもそれだとホームセンターで600円ぐらいで買えるのだそうです。その説明書を送ってくださったというので、読んでみて良さそうだったらそちらも買おうかと思っている所です。


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2007年2月 9日 (金)

不安 その2

今回の旅行、「ダンナさんと一緒なら安心」と思われる方が多いと思うのですが、実は、そのことも私は不安だったのです。鬱になったときに、自然の中で過ごすと元気になるかもしれないと、先日箱根に主人と二人で行きました。それで逆に主人と一緒に旅行する自信を無くしました。

ロマンスカーで箱根湯本に着くと登山電車に乗り換えになります。アナウンスで「乗り換え時間は一分です。登山電車に乗り換える人は先頭の方の車両の降り口から」というようなアナウンスが流れました。足の悪い私はアナウンスが終わるとすぐにコロコロステッキバッグを転がして車両を何両か歩き、降り口の前の方に早くから行きました。「乗り換え時間一分なんて、本当に乗り換えできるのかしら?」と私が言いました。主人は不機嫌そうに「そんなこと心配したってどうにもならないじゃないか。」と言いました。私は悲しくなりました。「大丈夫なんじゃない?」とか「乗り遅れたら次の電車でゆっくり行けばいいじゃない。」とか<安心するような>一言を言って欲しかったからです。私が歩けない不安を抱えていることを理解してもらえてはいないのだということを痛いほど感じました。そういう相手に向かって「大丈夫かしら?」みたいなことは口にしない方が良いのだったとも思いました。

旅行というのは疲れも出て来ます。今回は温泉につかっているような旅行でしたから大丈夫でした。海外旅行は時差もありますし、1日ツアーで見学してまわって疲れもだんだんたまってきます。体調の良いときだったら気にならない小さなこと、そういうちょっとした気持ちのすれ違いのようなことが重なって、成田離婚になる新婚さんのようなことになりそうな気もしてきてしまいました。(そう暗い面に傾くのも鬱ならではの現象と思うのだけれど)

主人とはその後、箱根の旅行でどんな風に私が感じたかということも正直に、でも感情的にならずに話しました。主人が細かい所に気が回らないというのも、裏をかえせば私の色々な短所を気にせずに<おおらか>だからこそ、ここまで二人でやってこられたということにもなるのだと思います。本当に長所と短所って抱き合わせですから、良い面を見て行けたら良いな‥と思います。箱根の旅行で、ご高齢のご夫婦を沢山おみかけしました。どんな人生を歩んで来られたのだろうと思いました。奥さんが杖をついていたり足が悪い方も多いように思いました。主人の分析によると、<奥さんの足が悪くてもご主人がかばって旅行に一緒に出られるけれど、ご主人の方が足が悪いと奥さんが荷物持ったりして旅行には出られないのではないか>という見方をしていてナルホドと思いました。私は主人に連れていってもらえるだけ有り難いのだと思います。面倒みてもらっておまけに(私みたいに)ブツブツ文句言っている奥さんなんて、私が夫だったら「お前は文句ばっかり言っているから留守番!」って置いて行っちゃいそうですもの‥。

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2007年2月 8日 (木)

不安のモトは何なのかと考えて

先日、銀サロに行って先生に「調子はどうですか?」と言われた時に、脚の調子ではなくて「最近どうも鬱になりやすい。」ということを言いました。「何か原因があるの?」と聞かれました。内科医から「原因があって気分が沈むのではなくて何も無いのに鬱になるようだったら、更年期によって脳内物質のセロトニンの分泌が悪くなっているのだと思うから薬をだしましょうか。」と言われたこと、あまりに気分が重苦しかったのでお薬をいただいて飲んでみたけれど、あまり気分はラクにはならないので副作用も(胃をあらす)あると伺っていたので、止めてしまったことなど話しました。

自分なりに気持ちが滅入るのはいくつか理由があるのだと気がつき始めてもいました。そのうちの一つが来月フランス旅行に行こうと主人が言いだして申し込んであることなのでした。主人が退職し、昨年までワンちゃんが居て二人で海外旅行に行くことができなかったので、今回行こうという話になったのです。私は脚に自信が無かったのだけれど、「無理そうならバスの中で待っていたりホテルで待っていてもいいのだから。」ぐらいの気持ちで申し込んだのでした。けれど、いざ日がせまってくると、せっかくフランスまで行きながらバスの中でポツンと一人取り残されて、楽しく観光を終えて帰って来る人たちの帰りを待っていたら羨ましくて「こんなことなら、来なければ良かった。」と惨めになったりしないだろうか‥というようなことを考え始めてしまっていました。それだったら主人にはフランスに行ってもらい、私はその間湯治に行ったらどうだろうかと迷ってもいました。

松本先生にその話をしました。「フランス行きが不安」ということを申し上げたら「何が不安なんだろう?」と聞かれました。一般に「不安。」というと「脚が悪いのだもの、そうよね。」と、思うはずですが先生は違いました。「最後に海外に行ったのはいつなの?」とも聞かれました。2年前のことでした。英国にいる友達から「こちらに来ない?」と言われた時に「実は脚を悪くして海外旅行はとても無理なの。」と話したら「いざとなったら車椅子借りればいいのだからいらっしゃいよ。」とのこと。そこまで言ってくれるのならとステッキバッグ転がして杖も持って出かけました。1日目に市内を歩いてみて、「滞在期間中これではとても無理」と思い、車椅子を借りて友達に押していただくことにしたのでした。英国ではそう出来たけれど、今回のフランスのパッケージツアーではそんなわけにはいきません。そういうことも大きな不安の要素になっているのだと話してみて初めて自分で気がつきました。

先生からは「痛くて歩けなくなったのか疲れて歩けなくなったのか」ということも聞かれました。「悪い方の右脚じゃなくてかばっている左足が疲れたのじゃなかったのだろうか?」ということも。私は「これ以上歩く自信が無い。」と思ったことだけが記憶に鮮烈に残っていたのです。先生は「海外に行くと気持ちが高揚して痛みが消えたり、調子が良くなったりする人が結構いる。施術を受け始めて筋肉の状態も二年前の英国行きの時とは違っているはず。」ということも話してくださいました。前に読んだ脳内物質には強烈な痛み止めのような働きをするものがあるという話も思い出しました。本によると、明るい楽しい気持ちでいるときに、それは分泌されるらしいのです。

その日の朝、Sさんから三脚のようになって折り畳みの椅子を持って海外旅行に行かれた方のことをメールで教えていただきました。ガイドさんが説明しているときなどに立っているのと、座って脚を休めておくのとでは雲泥の差。こまめに休んでおけば1日観光しても大丈夫かもしれないという気がして希望がわいて来たのでした。その話を先生にしましたら、患者さんがみせてくれた椅子にもなるステッキの話をしてくださいました。それは先生のブログの方に詳細がでています。

今回感じたことは、松本先生が私の不安な気持ちを受けとめてカウンセラーのように、その気持ちを一緒にみつめて考えてくださったことです。「リハビリのつもりで行ってきてみたら。」とも言ってくださいました。現在1日中歩きづめような生活はしていないわけですけれど、今回パッケージツアーにいってどれくらい自分が歩けるのか(限界)を試すようなことでもいいのではないか、痛くて歩けなくなるのか、疲れて歩けなくなるのか、疲れたのであるなら、それはかばっている左足なのか、息切れのような心肺機能なのか、そういうことがわかるだけでも良いのかもしれません。「その後の施術の方向性みたいなものもそれで見えて来るから。」と先生に言われたら、フランスに行ってみようという勇気が湧いて来たのでした。

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