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2007年10月19日 (金)

第42回 身体障害者手帳の話

その82  身体障害者手帳とともに
(これは☆をつける類のものでは無いのでつけないでおきます。)

自分が変形股関節症と診断されてしばらくしてからのこと、ヨガの生徒さんが「姪が股関節の手術をしたら身体障害者手帳をいただいたんです。『手術したら治るように思うのに、それまで普通(健常者)で手術したら身体障害者』って、なんだか変な話だけれど、それだけ不都合なことがあるということなのでしょうね。」と言われて、私も「手術したら良くなるはずなのに、身体障害者手帳?」と驚いたのでした。

私が手帳をいただいたのは、このブログの最初の頃にも書きましたが、タクシーの運転手さんに「手帳もっていないの?タクシーが割引になるし、他にも色々割引になったりするので貰った方がいいよ。」と言われたのがきっかけです。亡くなった私の母も膝が悪くて私と同じように跛行していましたし、父はパーキンソンで車椅子でしたが、手帳は持っていませんでした。<自分から申請しないと貰えない>ということさえも知りませんでした。

まず区役所に行ってゼロからの相談。どういう手続き、書類が必要かということから教えていただきました。身体障害者福祉法により指定をうけた医師が記入した診断書が必要ということで、それまで何度かアチラコチラの医院に行っていましたが、まったく新たにその資格を持った医院に行きました。何も知らないので初回に「診断書おねがいします。」と頼んでしまったのだけれど、時間がかかるので、前もって予約しておいて欲しかったとのことで恐縮しましたが、快く書いていただきました。足がどれくらい開くかとか足の長さとか計ったり、レントゲンもとっていただきました。診断書を区役所に提出して、「手帳をいただけなかったとしても(条件にあわずに)診断書を書いていただくお金の補助金は(上限がありますが)出ます。」ということだったと思います。身体障害者の二種の4級という手帳をいただいています。

私の場合、自分の収入がありますから、所得税の控除、市県民税の控除の恩恵も受けています。私名義の自動車税の控除、JR(距離の制約ありますが)半額、高速料金半額というのも、大きいです。先日行った斎藤ホテルへの乗車券も、紋屋さんへの高速バスも半額。映画の割引もあって、同伴者も1800円のところ1000円だったりします。浮いたお金は、私の場合<股関節グッズ>を買い込むことに使ってしまっていると思います。

手帳をいただくことに心理的な抵抗を感じる人も多いと思います。私もタクシーの運転手さんに勧められてから半年ぐらい躊躇していました。でも「手帳があろうと無かろうと、今の私の脚の状況は同じ」であるなら、銀サロにかようにしても斎藤ホテルに湯治に行くにしても、この脚を改善するためにお金はかかることなのだから、そちらに回そうというような割り切りかたでいただくことにしました。

身体障害者手帳を初めて使ったのが、旅先の函館。函館の<友達の友達>が両脚人工関節の手術をなさった方でしたので、函館に旅行する機会があったときにお話を伺おうとご紹介いただいたら、函館案内をしてくださいました。人工関節になさってから50歳過ぎて運転免許を取られた積極的な方。函館タワーで、彼女も手帳を出したので、私も<初めて手帳を使う>のが先輩格の彼女と一緒だったことで気持ちがラクでした。


ついでながら、国際シンボルマーク(車椅子のマーク)を自分の車には貼っています。本来この車椅子のマークのステッカーの意味する所は<障害者が安心して利用出来る施設、建物>という意味合いなのだそうです。でも最近、個人の車にこのステッカーを貼っている人をよく見かけますよね。最初、私はそのステッカーが貼ってあるのは車椅子用のリフトが備わった車なのかしらと思っていました。これは<財団法人 日本障害者リハビリテーション協会>という所に申し込めば、大きさによって値段が違いますが分けていただけます。

私は、日頃は一般の駐車場にとめるのだけれど、広い駐車場で目的の建物から離れた所しか空いていないようなときは、車椅子のマークのあるところに停めることにしています。浦和区役所なども建物の目の前が障害者用の駐車場、そうでないとかなり遠い所にとめることになります。そういう時に、このステッカーが貼ってある車ですと自分の気持ちがラクなのです。公民館なども満車で、遠くの有料駐車場に停めにいかなければならなかったりします。そういうときでも身体障害者用は空いていることが多いので受付に話して利用させていただきます。それも身体障害者手帳を持っていればこそだと思います。

そういえば埼玉芸術劇場は車椅子マークの所に「ここに停めた人は受付に申し出てください。」とあったので受付に許可をえるべく行ったら、「手帳を提示すると駐車場が無料になる」のでした。フルートアンサンブルの練習がそこであったのですが、ずっと知らずに900円(三時間越え)払って居ました。

股関節症と長くつきあっていくのに、私には手帳やシンボルマークは欠かせないものになっています。股関節を改善させる項目ではないけれど、あえて100項目の中に入れておきたく思います。


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コメント

私も身障者手帳は欠かせないものになっています。
美術館や映画館の割引はありがたく使わせてもらっていますし高速道路や遠距離のJRなどの半額割引もたまに利用します。
最近は初めて飛行機の割引を使いました。飛行機は航空会社が出している各種の割引チケットの方が安い時が多いので使ったことがなかったのですが、期日が迫っていて割引チケットもない時に使うことができてたいへんありがたかったです。
本分の病気の治療のほうではまだ使ったことがないのを幸せと思って感謝しています。

投稿: さくら | 2007年10月23日 (火) 20時31分

さくらさん、飛行機の割引も使われたのですね。私はまだ使う機会がありません。正規の飛行機代は高そうですから、銀サロ施術の一回か二回分にまわせる位節約になりそうですものね。

確かに本分の病気の治療で使ったことが無いのは幸せなのだということ、さくらさんのコメントで気がつかせていただきました。ありがとうございます。ホントにね!

投稿: RE : さくらさんへ | 2007年10月23日 (火) 21時02分

突然すみません。母が最近になって病院へ行き変形性股関節症と言われました。

うちはお金がなく手術はしてないのですが、この状態で障害者手帳の申請をしても大丈夫なのでしょうか?

もしご存知であれば教えて頂ければと思います。
よろしくお願いします。

投稿: ミオ。 | 2012年1月20日 (金) 22時20分

ミオさん、身体障害者手帳は市町村の認定されたお医者様に診断していただいて初めて申請できるものです。私は股関節症だからというのは間接的な理由で「股関節症による脚長差があって日常生活に不自由をきたす。」ということで申請していただいています。人工関節の手術をした人は申請すれば認定されますが、股関節症の場合、痛みだけではいただけないだろうと思います。日常生活に不自由があるかどうか、足がどれだけ曲げられるかとか触診みたいにしたり問診があったりして診断書を書いていただきます。

詳しくは身体障害者手帳(の申請)などで検索なさるか、市区町村の福祉課の窓口などでおたずねになってみてくださいますように。

投稿: | 2012年1月20日 (金) 23時04分

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