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2008年10月13日 (月)

フェルメール展

本日の足模様80 心模様80 

フェルメール展について、股関節ブログなので、その視点から最初に書きます。

フェルメール展を開催中の都の美術館は平成22年から大規模修繕に入るとのこと、構想によると入り口にエレベーターエスカレーターを設置することになっています。美術館内に入るのに、最初からあれだけ階段を(見渡すかぎりエレベーターも無しに)下りる会場もめずらしい。わざわざ地下に広場を作ってエントランスを持って来たのはデザイン上だけのものなのかしら?私は杖をつきながら階段降りられるから良いけれど、車いすの人はどうするのかしらといつも思っていました。(別にエレベーターがあるのかしら?)

最近の展覧会にはイヤホンガイドがつくことが多いのですが、フェルメール展では、タッチガイドシートという方式になっていました。タッチペンというもので渡されたシートの絵を触ると解説が始まるという物です。渡された絵のシートには「みんなにやさしい!!」と書いてありましたが、「どこがやさしいの?」と思ってしまいました。片手に絵の印刷されたシート、片手にペンをもってタッチするということは、両手をつかわなければなりません。杖をついている私たちにはとても不便。私は会場の熱気で着ていたジャケットを脱いだのですが、それを手に持つこともままならず、腰にしばりつけました。これまでの片手で数字ボタンをおすような機械だったら、片手にジャケットかけるようにしても操作できたのにと思います。杖じゃなくたって、片手にバッグもっている人にも不便なのではと思います。腕をとおせるバッグならよいけれど、アタッシュケースみたいな持ち方をする鞄ですと、両手をつかうのは不便です。フェルメール展でイヤホンガイドを聞きたい人は貴重品以外の荷物は美術館に入る手前のロッカーに荷物を入れておく事をお勧めします。私も演奏会にもっていく差し入れみたいなものをロッカーに仕舞って会場に向かったのことは正解だったと思いました。

世界中で現存するフェルメールの絵は36点しかなくて、各国に散らばっているフェルメールの絵を見て歩く愛好家も結構いるのだということを知人から聞いて知ったのはかなり前のこと、最近、美容院で見た雑誌でもそういう特集がありました。今回はその中の7枚が見られる貴重な機会です。昨年、パリのルーブル美術館に行った時に、主人が「フェルメールが見たい。」と言って、ルーブル収蔵の二枚を見てきました。いずれも予想していたより小さな絵でした。今回の展覧会ではフェルメールの絵は展覧会の後半にあって、前半は同じオランダのデルフトの画家たちの作品。展覧会はフェルメール展となっているけれど、サブタイトルは<光の天才画家とデルフトの巨匠たち>です。予想していたより作品数が多くて、私はフェルメール中心に時間をかけて見て来たので、会期中ももう一度見に行けたらと思っています。

フェルメールのイメージって、左から光が差し込む窓辺で手紙を読んでいたり、牛乳を注いでいたりするあの感じですが、今回の展覧会では、宗教画あり神話からの絵があり、それらは大きい絵でした。それぞれの絵の部分解説なども別に壁面にあって見やすい構成になっていました。フェルメールの36点の絵がすべて入ったdvdも会場で買って来て家でみたのですが、今回の来日に合わせて作ったdvdだったようで来日作品も別に一項目設けてありました。絵の解説がとてもわかりよくて、そのdvdを見てから、もう一度見に行きたくなったということもあります。絵に登場するヴァージナルという鍵盤楽器の音色などもdvdで聞く事ができます。

嬉しく驚いた事には会場の終わりに<ヴァージナルを弾く女/エマニュエル・デ・ウイッテ>という作品があったことです。昔、東大教養学部英語教室編のThe Universe of Englishという本が話題になったことがありました。その最初の章の「What a painting can tell us」というところで取り上げれていた作品なのです。「あ!あの絵だ、」と思いました。テキストでは白黒の写真が載っているのですが、この会場にあるとは思っていなかったので思わぬ所で知り合いに会ったみたいな嬉しい気がしました。当時、私には難しい本だったので、辞書をひきひき時間をかけて丁寧に読んだので、繰り返し繰り返しその絵もみていたわけで、その原画に会えた事は大きな喜びでした。ヴァージナルを弾いている女性は自分のために弾いている訳じゃない、手前に脱ぎ捨ててある洋服や陰になっているベッドに男の人が見えていて、おそらくはそれはご主人ではないというようなことが書かれているものです。家に戻ってその本を読んだら、特になんということはなく読み物として普通に読めるのでした。1994年に購入していたので、英会話を始める前後のことだと思います。英会話始めても語彙が貧困で(今でもそれはありますが)語彙を増やすには「一に読書、二に読書、読書あるのみ。英会話にかよってくるだけじゃダメ」と言われてから、亀のような歩みで読み始めたのでした。

今股関節症のサイトや原書を読めるのは最初から(学生時代に勉強したとか)じゃなくて、そういう小さな積み重ねの上にあります。股関節の不具合もそういう(体操や筋肉をほぐす)積み重ねの上に必ず成果は上げられるのだと信じたいと思っています。

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コメント

ラベンダーさんが難しい論文を読みこなされるのはたゆまぬ努力がおありだったのですね~。いつだったかご紹介いただいた論文私には難解でとうとう読めなくてラベンダーさんが解説してくださった文で読んだつもりにしました。coldsweats01

私もフェルメール展で初めてタッチペンを体験しました。どんなしくみになっているのかしらとあの絵の紙を裏返しにしてみたくなりましたが・・もちろんやめましたwink
東京都美術館は階段を降りる入り口とは別に入り口(こちらが正面らしいです)があって車椅子はそちらから入ってエレベーターで下に降りるそうです。ちょっとわかりにくいですよね。
「ヴァージナルを弾く女」ラベンダーさんには思い出の絵だったのですね。私は解説を読まなければベッドに男の人がいるのに気付きませんでした。
それにしても一堂に7点もフェルメールが見られるとはなんと贅沢なことでしょう。

投稿: さくら | 2008年10月13日 (月) 20時55分

さくらさんはすでにフェルメール展に行かれたのでしたものね。すいていて良かったとのことでしたね。私が行った日もイヤホンガイドの所で「きょうはすいているから見やすいと思います。」と言われたのだけれど、結構人垣が出来ていました。

エレベーターがやはり他の入り口にあったのですね。それじゃないと車いすの人は無理ですものね。でもぐるりとまわり込んでエレベーター使うよりあの階段おちゃった方が私たちにはいいかしらね。

あの絵はそうですよね。解説が無いと私も男の人がいることには気がつきませんでした。テキストでも一見平和な家庭の絵を描いたようだが実は違うということ、後ろ向きでヴァージナルを演奏している女性の顔が鏡で見えそうで見えないこと(自分のしたことを恥じているかどうかは知りたくてもわからない)奥の方でお掃除をしている人が罪を浄めるような意味合いということなどが書いてありました。

海外のそれぞれの美術館に行かなくても、一度に7点見られるって、本当に贅沢ですよね。東京にあるうちにもう一度見ておきたいです。

投稿: ラベンダー | 2008年10月13日 (月) 22時06分

フェルメール、是非見てみたいです。
こちらでも展覧会ないのでしょうか。

前に「真珠の耳飾の少女」という映画を見てから興味をもっています。
スカーレット・ヨハンソンが主演で美しい作品でした。
後で絵を見たら、彼女がソックリで驚きました。
その頃彼女はあまり有名ではなかったのですが、ここ数年ですっかり人気女優になりました。
確か人気投票でNo1のようでした。

最新の音声ガイドにも盲点があるのですね。

投稿: サマースノー | 2008年10月13日 (月) 22時29分

英語もこつこつ勉強なさっているようで、頭が下がります。

英会話に通っていた時期もありますが、使わないとすっかり忘れてしまいますね。
せめて少しでも触れていたいと、車では外国人向けのラジオ局を聴いているのですが、僅かな語彙ではなかなか・・・

投稿: サマー | 2008年10月13日 (月) 22時33分

私は絵画は嫌いではありませんが
ただ黙々と鑑賞するのみで、いっぱしの感想も述べるに値しません。
夫は昔、画家になりたかった程で、絵に関する造詣は深いのですが、
喋りだすと止まらないので、私は夫の話に辟易している次第です。

原書で読むなぞは、私から考えれば仰天することで、羨ましいを通り越して唖然と致します。
到底私に出来る技ではありませんので、ほとほと感嘆するのみ。

投稿: きく | 2008年10月14日 (火) 12時30分

サマースノーさんへ

「真珠の耳飾りの少女」という映画知りませんでした。もう一度フェルメール展に行くなら、その前にみておきたいです。レンタルショップにあるかしら、旅行から帰ったら探してみようと思います。

英語は使わないと忘れますよね。でも詠んでいれば大丈夫みたいですよ。ラジオはわからない単語があったりしてもそのままにしちゃうからあまり語彙を増やす事にはならないらしいです。耳が聞き取りに慣れるという意味合いでは勿論よいわけですけれど。英字新聞買わなくても、今はネットで色々なサイト見られるので、好きな分野のページを見るので良いのだと思います。


投稿: ラベンダー | 2008年10月14日 (火) 19時22分

きくさんへ

バイオリニストのご主人様、絵にもお詳しいのですね。色々お話うかがうことができたら、さぞ楽しいことだろうと思います。喋りだすととまらないぐらい色々ご存知なのですね。絵もイヤホンガイドで解説聞くと、また見方が違ったりします。

今回の展覧会でも<手紙を読んでいる姿が多いのは、ちょうど郵便配達が始まった頃だったので、今の人がメールやチャットにはまるような感じだった>みたいな(正確ではありませんが内容的にはそういう意味の)ことが解説にあってナルホドと思ったりいたしました。

私もきくさんのなさっている体操を拝見して、唖然として感嘆いたしました。そのうちのいくつかをマネしてみていますが、出来ない体操もいくつかあります。うつぶせに寝てお尻を踵で叩くというのも、足がお尻にとどきません。虚しく宙で足パタパタしています。


投稿: ラベンダー | 2008年10月14日 (火) 19時30分

ラベンダーさんお勧めのサイトがありましたらお教え頂けませんか?

投稿: サマースノー | 2008年10月22日 (水) 20時58分

サマースノーさん、私のおすすめのサイトは右脇にリンク出しております。その中のコカンセツバトルにリンクが貼られているページもどれも参考になるものばかりです。

私が足関連だけでブックマークしてあるものは 療法、個人のブログ、休止中のブログ、治療院他合わせると200ぐらいあって(骨盤ベルトやcw−xのような物もあるので)すべて読むのは無理ですし、更新されていない情報は読むまでもないわけだけれど情報として置いておくという意味合い。最近はほとんど読んでいません。

投稿: ラベンダー | 2008年10月23日 (木) 09時17分

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