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2008年10月25日 (土)

彦根から戻って早一週間/ベロタクシー

昨日は、月に一度のフルートのレッスンを休みました。熱のせいもありましたが旅行とその後の風邪でほとんど練習も出来ておりませんでしたので。二年前にフルートのレッスン再開して以来初めてです。夫は鹿児島での“ねんりんピック”という高齢者の大会に剣道で出場するので雨の中出かけました。先週の旅では4日間とも素晴らしいお天気に恵まれてラッキーだったとあらためて思いました。雨だと大津で借りたレンタサイクルも彦根で乗ったベロタクシーも無理でしたでしょうから。

神戸でもこのベロタクシーが高架の高速道路の下に何台かとまっていて、ループバスのガイドさんが「ベルリンで始まった環境にやさしい乗り物」ということで紹介していましたが、「あれはどうやって乗るものなの?」とクミコさん、桃ちゃさんに聞いたらお二人ともご存知なくてご覧になったことも無いとのことでした。今回の旅行では三日目の午後、レンタカーをとめたお堀のそばの駐車場脇にちょうどベロタクシーが居たので城内歩くのも大変そうでしたし「一周どのくらいで回っていただけるのでしょうか?」と聞いたら「30分1500円」というのでお願いすることにしました。

このベロタクシーがヒットでした。「『彦根に来て一番思い出に残ったのがベロタクシーに乗ったこと』と言われるのが何と言っても嬉しい」と運転手・ガイドを兼ねた人が話していました。私も彦根への旅を思うとき、このベロタクシーに乗ったことが旅の彩りをどんなにか増したことと思います。乗ってすぐに二度咲きの桜がチラホラ花をつけている(言われなければ気がつかないでしまう)のをみせていただき「水戸から贈られたもの」という説明を受けました。これは歌舞伎の<大老>の中で、井伊直弼が水戸藩士に襲われたけれど、今では水戸と彦根は姉妹都市になっていて、彦根城に桜とお堀には黒鳥が水戸から贈られているというイヤホンガイドでの解説があったのでしたから「あら、これがその桜ね!」と思いました。それがカメラを車に置き忘れ、携帯電話のカメラで写すしかなくて「あんなに小さな花が写るかしら」と独り言言ったら、ベロタクシーをお花のそばに寄せて下さいました。

歴史とお城の解説をしながらお堀にそって周り、そのまま城下町に出ます。彦根城があった場所にあったお寺が移築されたというところと、その隣の北野天満宮に案内していただきました。そこの境内には牛が祀られていて、体の悪い所が良くなるよう祈願してさするのだということだったので(とげぬき地蔵みたい!)せっかくですから私も牛の足のつけねをさすってきました。

その後、<“うだつ”があがらない>の“うだつ”が残る家を見せていただいたりしながら、「この近くに快慶の仏像があるお寺もあるんですよ。」という話。「公開はしていないんでしょう?」と聞いたら「いえ、フツウに見せてくださいますよ。ここから近いですが行ってみますか?」とのこと。せっかくなのでその圓常寺さんに案内していただくことにしました。お寺につくと住職さんとベロタクシーの運転手さんは親しそうに「久しぶりだね」「二週間ぶりぐらいかな?」みたいな感じです。それで丁寧に阿弥陀如来立像、脇侍の勢至菩薩、観音菩薩の説明などしてくださいました。中央の阿弥陀様が快慶作、半歩足を踏み出したお姿、両脇の勢至観音は膝を曲げて今にも歩みだす姿、それぞれ衆生を今にも救いに動こうという有り難いお姿なのだそうです。800年前に作られた仏像で400年前からこちらのお寺にまつられているのだそう。どういう思いで800年の間人々はこの阿弥陀様と向き合ったことかしらと思いながらおまいりさせていただきました。遠くからお参りした後にそばまで近寄って見上げるように見せていただきました。博物館などで芸術品として観賞用になってしまっている仏様よりこうして人々の間にある方が仏像も幸せなのではと思ったりいたしました。その他お寺にまつられている仏像や鴨居にかざられている近江八景の絵など見せていただき、「私は出かけるけれど、まあ、ゆっくりお茶でも飲んで行きなさい」とお茶の支度してあるお部屋へ。

奥様がお茶を入れて下さって、ベロタクシーの運手さんと三人で前からの知り合いのようななごやかな雰囲気でおしゃべり。おでかけ前というのに、ああしてゆったり説明してくださったご住職さんに感激しながら「あの‥まだ拝観料をお納めしていないのですけれど。」とおそるおそる奥様に申し上げたらベロタクシーの運転手さんが「ここは無料です。見せ物じゃないので拝観料はとっていないんです。」とのこと。その心意気にもさらに感激してしまいました。けっこうゆっくり話し込んでしまったのですが、案内したお客様の中では「ここが一番落ち着く」と言って長居しちゃう人もいるのだそうです。奥様とゆったりお話している運転手さんに「どういうご関係ですか?」と思わず聞いちゃいました。ご子息と友達とか何か特別な関係かと思ったのだけれど「ただのベロタクシーの運転手とお寺さんというだけです。」とのことでした。

拝観料がいらないと言われても「あら、そうですか。」というわけにもいかないと思って「お花かお供えとして」ということで気持ちだけ置いて来たのですが、ご祝儀袋みたいなものを持ち合わせていなかったのでむき出しのお金を出す事になっちゃったのです。彦根の町で早速可愛いポチ袋を買い求め、以後持ち歩くようにしようと思いました。なんでも備えてクミコさんがあきれられたほどの重い荷物をしょっているのに、必要なものが欠けていたと思いました。

彦根城に<ひこにゃん>というマスコットが居て、その着ぐるみが1日に何回か城内に登場します。その時間もホテルのロビーなどに表示されています。ベロタクシーの運転手さんが、その時間がせまっているので先に「ひこにゃんを見て来たら」ということで、一度お支払いをして降りました。(駐車場に戻ったのでカメラを持って出直し)博物館前でお城の天守閣などのセットの入場券を買ったら「ひこにゃんは30分ぐらい出ているので、その前に博物館を見ておいた方が効率が良い」ということでしたので、早足で博物館を。井伊直弼ゆかりの品々が、展示の仕方も素敵で昔の建物を再現した部分までもある広い博物館を「もっとゆっくり見たい!また来なくちゃ」と思いながら後にして、ひこにゃん登場の場所へ。一緒に写真を撮れるというので長蛇の列。スゴい人気で土日などはツーショットはなかなか撮れないのだとかいう話でした。「かわいい〜」という声がアチラコチラから上がっています。

ツーショットを撮るのに、最初にコンニチワとご挨拶くださって、写真を写し終えた後も「ありがとう」という感じで(言葉では言わないのだけれど)握手してくれるのだけれど、そのしぐさが何ともいえず愛くるしいのです。その挨拶している間にスタッフがカメラの使い方などを聞いて写して下さる次第。今回宿泊先を彦根にしたのは、クミコさんのお母様がこのひこにゃんのカブト作りに関わっておいでだった(もうおやめになったけれど退職前の最後のお仕事)という不思議なご縁もあったのでした。今日明日(25日26日)ゆるキャラ祭り とかで、着ぐるみのマスコットが全国から46体集まるフェステイバルもあるのだそうです。一万人ぐらいの人出が予想されるそうです。彦根の町は賑わいをましている事でしょう。


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コメント

おはようございます。すこしはお加減もよくなられましたか?

ベロタクシーはよさそうですね。案内ガイド付きって、嬉しいですよね。今度彦根にいったら(って、いつ行くかわかりませんが)是非利用したいものだと思います。

以前京都の八坂神社そばで人力車に乗りましたが、これもガイド付きなので面白かったですね。

投稿: mmk | 2008年10月25日 (土) 10時24分

mmkさんへ

人力車まだ乗ったことないのです。箱根にもありましたが、人力車で行ける範囲が限られていそうでお願いしませんでした。京都だと面白そうですよね。車と違って走るスピードがゆっくりなので景色もゆっくり眺めらるのがいいですよね。今回一人旅だったので、話相手がいないわけなので、地元の人に話を伺いながら旅できて楽しい気がしました。

投稿: ラベンダー | 2008年10月25日 (土) 12時46分

彦根城はかなり広いので、ベロタクシーお役にたったことでしょうね。

私が行った頃にはまだありませんでした。
桜を目当てに行きましたが、琵琶湖周辺でも少しも咲いていなくてガッカリした思い出があります。

投稿: サマースノー | 2008年10月25日 (土) 20時51分

サマースノーさん、今回彦根城の中は博物館以外ほとんど見て来なかったのです。ベロタクシーも城内までは入れず、お堀の外をまわるようなコースだけなのです。彦根のベロタクシーは昨年始まったばかりとかでした。

投稿: ラベンダー | 2008年10月26日 (日) 21時46分

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