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2016年6月12日 (日)

〝馬〟づくし

毎年6月第二土曜日におこなわれる<ちゃぐちゃぐ馬こ>とその前日におこなわれた撮影会に行ってきました。真夏のような暑さの中、豪華な装束で飾り付けられた〝馬こ〟たち大汗をかきながら行進していました。来年もまた見に行きたいと思うぐらい楽しかったです。帰宅して1日たっても、まだボーッとしています。他の祭りというのをほとんど見たことがないのだけれど、京都の葵祭始め、きっと祭りというのはそうした興奮と感動に包まれたものなのでしょうね。

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「写真を一枚だけアップしてもあの雰囲気は伝わらないのだろうなぁ。」と思います。動画を何回か撮りました。それには馬こたちがつけているたくさんの鈴の音と蹄鉄の音や沿道の人たちの歓声がはいっていますから臨場感があります。<残したい日本の音風景百選>に選定されているというのも納得。静止画だと音ははいりませんから表現できないのが残念です。印象に残ったのは子馬たちが母親のあとについて行進していく姿で、なんとも愛らしく、休憩場所では母親の下にもぐりこむようにしておっぱいを飲んでいるのでした。これでは母親から離して置いておけませんし、長距離歩かせるのは酷なようだけれどパレードでお母さんと一緒が良いのですね。

盛岡市内のホテルに泊まって<ちゃぐちゃぐ馬こ>を見に行くつもりでいたので、盛岡の友達に夕食でも一緒にとメールしたのでしたが、盛岡市内の私が泊まりたいホテルはどこも満室、郊外の<つなぎ温泉>に泊まることにして温泉宿は食事付きでしたし「こういうわけでまたの機会に」とメールしたのですが、仕事の休みをとって案内してくださったので大助かりでした。温泉宿での食事も宿側にお願いして一緒に。御所湖を目の前に岩手山が広がる雄大な景色が見えるレストランで、宿もすっかり気に入って「盛岡市内のホテルが満室で幸いした。」と思いました。温泉も源泉かけ流しで加水も加温も一切していないそうで、とても良いお湯で、すっかり気に入りました。部屋から温泉浴場が遠いのがちょっと残念。

前日の撮影会というのは、本番当日に馬こたちの出発地になっている滝沢市郊外の蒼前神社から400メートルぐらい先の、岩手山を背景にした水田の前の絶好の撮影スポットを10頭前後のミニパレードをするというもの。神社の鳥居前とか撮影スポットには三脚がたくさん置かれてカメラマンが大勢いました。

滝沢市長のご挨拶に始まる開会式から参加してまいりました。滝沢市は以前は国内で一番大きい村だったのだそうですが、今では市になっているそうです。その後、<ちゃぐちゃぐ馬こ>の保存会の方が、農耕馬としての働きがなくなって馬たちも減ったり、馬を伴って歩く方も高齢化して祭りを維持していくのが大変になっていることなどを話されていました。境内での撮影会のあとミニパレードが二回、その合間に馬この装束を一度外して飾り付けるところを解説付きで見せてくださったりしました。本番当日には朝6時半から飾り付けを南部曲がり屋の前で公開するということで、友達から「どうする?見に行ってみる?」と言われていましたが、前日に飾り付けを見ることができたので早起きしなくてすみました。解説は例えば耳飾りは「耳に虫がはいらないようにする。防音になる。装飾のため」と三通りの意味があるというようなことでした。乗馬クラブでも耳にカバーをかけている馬がいて、音に神経質な馬はそうするのだと聞いておりました。ちゃぐちゃぐ馬この馬たちはすべてレースなどで飾られた耳カバーをつけています。下の写真は撮影会での休憩時間に軽トラックの後ろにつんである草を食べている馬たち。本来は顔にも飾りが一杯ついているのですが食事の間は外してあります。

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昨日、祭りの日には友達が駐車場に車を止めに行って、私はパレードが終わった道沿いに待っていて、彼女が車を取りに行って迎えに来てくれるのを待っていたのですが、休憩場所になっている地域の自治会では通り過ぎたあとに交通規制の解除やら沿道に張ったロープの回収やら、一般の家々もトイレを解放してくださったりしている案内の札を外したり。馬たちに飲ませる水のバケツは郵便局で大変な数を提供くださっているのだと後片付けの場面を見ながら思いました。行列の最後にはボロ(馬糞)を拾うのに箒とちりとりを持ったような若い人たちが歩いて、そのあとをゴミ収集車、その後に散水車が道路を綺麗にしてパレードは終わります。これが15キロ近く続くのだから大変。15キロの沿道には警察官も総出という感じで脇道から入ってくる車の交通整理をしています。

一般の見物客は早くから沿道に陣取って行進を見るわけですが、私は友達の案内で、行進を見ては次の場所に先回りしてまた見るようなことで、前日の撮影から数えてみたら8回も行進を見ちゃいました。馬の背に乗っている子供達もかわいいし、馬の装束も一頭一頭違うので見飽きません。

つなぎ温泉という名前の由来は、源義家が馬をつないでおいて温泉に入ったからということからくるのだそうです。撮影会のあとには<うまっこパーク>という所に連れて行っていただきました。そこからつなぎ温泉に向かう道は<馬返し>という名前がついていて、なにしろ<馬づくし>の二日間でした。いただいてきたパンフレットには「馬コたちと同じ時間を共有しているだけで自然と心が洗われ、優しく幸せな気分になるから不思議です。」とありました。本当に幸せな二日間でした。


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