股関節症 これまでの経緯

赤ちゃんの時(昭和26年12月生まれです)に股関節脱臼で装具をつけて治したという話を子供のころに聞かされていましたが、すっかり忘れて小学校中学校ではバレエを、高校ではスキー部、20代、30代はテニスやゴルフをしてフラメンコまでも踊っておりました。

最初の違和感は、忘れもしない平成8年秋に新潟旅行でお寺の階段などをさんざん歩き回った翌朝、立ち上がれないほどの激痛に襲われ「歩けない。どうしよう。」と思ったのだけれどしばらくしたらおさまりました。それからしばらくして犬の散歩中にも同様のことが。激痛以外では全くふつうに過ごせたような記憶があります。

最初は歩くと“だるい”ようなトントン腰の下の方を叩くと気持ちよいような感じでしたが、それがきしむような痛みになり、長く歩くのが大変になってきました。それでも上野の博物館などには友達と行ってかなり遠くのレストランまで「辛い。」と思いながら歩いた記憶があります。その頃は杖無しでした。その頃に杖をついていたら後のように傷めなかったのだろうか?という疑問は残ります。

折りたたみの杖を持っているという知人の話を聞いて用心のために杖を購入しましたが手元に置いてあるだけで使っておりませんでした。最初につかったのは平成13年青森への旅行で十和田湖を歩いたときに辛くて翌日、三内丸山遺跡で初めて杖を使いました。それでもその後の酒田への旅行などでもステッキバッグでの旅行はしたけれど杖はついておりませんでした。杖も最初は近所でつくのは恥ずかしくて家からちょっと離れたところまでは杖無しで行って家からだいぶ離れたところで折りたたみ杖を伸ばしてつくようなことでした。いつ頃から家から杖をつくようになったのかも明確には覚えておりません。

整形外科に初めて行ったのは平成9年だったと思います。最初は地元のサッカーのJリーグの選手も診ている先生が居るというので友達に付き添われて行って「変形性股関節症と思われるが自分は膝が専門なので股関節の専門医に診てもらうように。」ということで都内の大病院への紹介状を書いてくださいました。そちらの診察では変形性股関節症初期「赤ちゃんのときに股関節脱臼じゃなかった?」と言われて「そういえば。」と思い出したのでした。体操を指導しますということでリハビリ室で教えていただいたのが寝転んで足を上げるような体操三種類。前と後ろと横上げ。どれもヒョイヒョイといとも簡単にできるので「こんなことで筋トレになるの?」と小馬鹿にしたようなことで体操はしませんでした。大病院のことゆえ診察で長時間待ちレントゲンから診療代を支払いを済ませるようなことだと一日がかり。治療もしてくれるわけではないしということで「また診せにいらっしゃい。」と言われたのだけれど行くことはありませんでした。「極力歩かないように。車などにするように。」ということでしたが、愛犬が居て日々の散歩はかわいそうなのでしていました。それが幸いして進行が遅れたようにも思います。

もう少し近場で診てくれる所があったらということで友達の勧めで彼女の家の近くの整形外科に。見立は一緒で「数ヶ月おきにレントゲンをとって様子を見ましょう。」というようなことでした。そのときのレントゲン写真があって平成16年。そこも前向きな治療をしてくれるわけではなくて悪くなるのをレントゲン撮りながら待っているようなことだけ(手術のためのタイミングを見ている)だったので行くのをやめました。

その頃紹介してくれる色々な整体などに行くようになりました。地元にある接骨医で北海道からまで治療を受けにくるようなところに。急性のむち打ちやスポーツ障害などには良さそうでしたが、私のような慢性のものには効果が無さそうに思われました。一時的には良くても家に戻るともう元通りみたいな感じで、永年の筋肉のつきかたがそうなっているので元にもどってしまうようなことでこの療法では無理なのではないかと自己判断しました。リビング新聞のような情報紙を見て大宮の整体に10回ぐらい、磯谷療法をしている知人が居てそこにも5.6回。どこもてきめんに効果があると感じられることはなくて数回通ったところでやめてしまいました。

<グッバイ股関節痛>という本の後ろで紹介されていた西川口の整体は今考えるとなかなか良くて、そこに行っていたから進行しなかったのではという気もします。整形外科に行ったのと前後関係がさだかではないのですが、それが平成12、3年頃のことだったように思います。その後に歯の噛み合わせから色々な症状を治すようなところにも通いました。そこは歯科技師が歯科医がするようなことをしているということで問題になって閉鎖になってしまったのですが、そこも温熱治療や整体と組み合わせていて、今考えるとそこでも進行は食い止められていたのかもしれないと思います。

本格的に悪くなったのがいつ頃なのか明確には思い出せません。最初に痛みがでた日のような境目になるようなことはなくてグラデーションのように徐々に悪くなったような気がしています。愛犬は2004年頃に一度寝たきり状態みたいになってその時期から散歩も行かなくなって、不死鳥のごとくよみがえりはしたのだけれど2006年に亡くなる頃には介護状態で、重たい犬(ゴールデンア)を抱き起こしたりみたいなことで足の状態は悪くなり、その後亡くなった後の悲しみからも痛みは増していたように思います。

2006年にインターネットで今の銀サロの松本先生のブログと出会いました。それまでに同じようにネットで「股関節症をどんどん改善させている。」と自称なさっている療法を訪ねてガッカリしたことがあったので今度は慎重にと思っていましたが、さくらさんがよくなられたことを先生が書かれてご本人のコメントもあったのでようやく行ってみる気になりました。その前の体験から治療なさる当事者が「きょうはこういう患者さんが訪ねて来て喜んで帰られた。」みたいなブログだとイマイチ信用できない気がしたのですが、患者さん本人が良いと言われているのなら行ってみようかと思ったのです。自分のそういう体験もあるものですから、ブログの右側に自分が良いと思った先生方のサイトをリンクさせていただいています。

2009年から温泉病院に通うようになり、矢野先生から<歩数と痛み>を記録する自己管理による方法を勧められ、その頃の痛みを10とすると、現在(2014年)痛みはゼロ。跛行はありますが、階段なども荷物を持って杖なしでの上り下りもできるようになっています。跛行しているので長い距離を歩くと疲れますし、
痛みもでてくることがあるので、遠出するときには今も折りたたみ杖持参で出かけます。痛みが出そうな感じになってきたら杖をつくようにしています。ちょうど痛くなり始めた時の逆のパターンをたどっているようです。今、温泉病院では理学療法、作業療法で<アラインメントを整える>体のバランスを整えることを主眼としていて、筋トレというよりは<緩める/リラックス>ということを大事にしています。

手術を否定しているわけではないのですが、ご家族の介護やお仕事の都合などで入院が難しかったりする人もいるでしょうし、保存療法という手段もあるということはお伝えしてまいりたいと思います。

「手術するかどうか」で悩むのが一番辛い時期のようにも思います。手術をなさるにしても「保存療法をいろいろしてみたけれどダメだった」ということだと踏ん切りもつくように思います。